最近では、分からないことを検索する代わりに、AIへ質問する人も増えてきました。
文章を作ったり、画像を生み出したり、勉強を手伝ったりと、AIにできることは急速に広がっています。
しかし、そもそもAIとは何なのでしょうか。
難しい技術の話に入りすぎず、AIの基本的な仕組みと、私たちに何ができるのかを分かりやすく解説します。
この記事で分かること
- AIとは何か
- 生成AIが文章を作る仕組み
- AIにできることと苦手なこと
- AIと上手に付き合うための考え方
AIとは何か
AIの基本は3ステップ(簡略図)
AIは「Artificial Intelligence」の略で、日本語では「人工知能」と呼ばれます。
簡単に表現すると、AIとは、受け取った情報からパターンを見つけ、予測や文章、提案、判断などの結果を作り出す仕組みです。
OECDもAIを、入力された情報から、予測・コンテンツ・提案・判断などの出力方法を推論する機械システムと定義しています。
ただし、AIという一つの機械が存在するわけではありません。
- 写真に何が写っているか判断するAI
- 声を文字に変換するAI
- おすすめの商品を選ぶAI
- 質問に文章で答えるAI
このように、目的の異なるさまざまな技術をまとめて「AI」と呼んでいます。
AIはどのように学ぶのか
従来のコンピューターは、人間が決めた手順どおりに処理することが基本でした。
たとえば、「この条件ならAを選ぶ」「別の条件ならBを選ぶ」というルールを、人間が一つずつ設定します。
一方、現在の多くのAIは、大量のデータから特徴や関係性を学び、新しく与えられた情報に対して結果を予測します。
大量の写真を使って学習すれば、初めて見る写真でも、犬なのか猫なのかを判断できるようになるというイメージです。
ただし、AIが人間と同じように経験を理解しているわけではありません。データの中にあるパターンを、計算によって見つけています。
生成AIとは何か
生成AIは、文章・画像・音声・動画・プログラムなど、新しい内容を作り出せるAIです。
NIST(米国国立標準技術研究所)は生成AIを、入力データの構造や特徴をもとに、文章や画像などの新しいデジタルコンテンツを生成するAIと説明しています。
文章を扱う生成AIでは、入力された質問や、それまでの会話を参考にしながら、次に続く可能性の高い言葉を予測して文章を組み立てます。
つまり、あらかじめ用意された答えをそのまま取り出しているとは限りません。その場の質問に合わせて、新しい回答を作っているのです。
AIには何ができるのか
現在の生成AIは、さまざまな場面で利用できます。
- 長い文章を短くまとめる
- メールや記事の下書きを作る
- アイデアを一緒に考える
- 難しい言葉を簡単に説明する
- 英語などの学習相手になる
- 情報を表や箇条書きに整理する
- 画像やプログラムを作る
重要なのは、AIにすべてを任せるのではなく、自分の目的に合わせて使うことです。
同じAIでも、質問の内容や伝える情報によって、回答の質は大きく変わります。
AIにも苦手なことがある
AIは多くの情報を扱えますが、何でも正しく答えられるわけではありません。
事実と異なる内容を、自然な文章で答えてしまうことがあります。また、質問が曖昧であれば、求めていたものとは違う回答が返ってくることもあります。
AIには人間のような人生経験や感情があるわけではなく、最終的な責任を取ることもできません。
そのため、重要な情報は自分でも確認し、最後の判断は人間が行う必要があります。
AIは「答え」ではなく「道具」
AIを上手に使うために大切なのは、AIを何でも知っている存在だと思わないことです。
AIは、考えを整理したり、新しい視点を得たり、作業を早めたりするための道具です。
答えをすべて任せるのではなく、
自分で考えるために、AIの力を借りる
という使い方が、AIとの良い付き合い方ではないでしょうか。
まとめ
- AIは、入力された情報から予測や提案などを作る仕組み
- AIには画像認識、音声認識、文章生成など多くの種類がある
- 生成AIは文章・画像・音声などの新しい内容を作れる
- AIは便利だが、必ず正しいとは限らない
- 最終的に確認し、判断するのは人間
AIは魔法でも、人間の代わりでもありません。
仕組みと限界を知ったうえで使えば、学習や仕事、日常生活を助けてくれる心強い道具になります。
