AI翻訳で会話できる時代。
それでも私は、英語を話せるようになりたい。
翻訳アプリを使えば、英語を知らなくても外国の人と意思疎通できる場面が増えました。ならば、時間をかけて英語を勉強する意味はあるのでしょうか。実際に学習を続ける筆者が、ChatGPTと話し合いました。
英語が必要かどうかは、人によって違います。ただ、「翻訳で伝えられること」と「自分の言葉で話せること」は、同じ体験ではない。この違いを、効率だけではなく、筆者自身の気持ちから考えます。
01翻訳があるのに、英語を学ぶ必要はある?
今の翻訳ツールは、文章を訳すだけでなく、音声でのやり取りも支えてくれます。海外旅行で注文する、道を尋ねる、簡単な会話をする。こうした目的なら、必ずしも英語を一から覚える必要はありません。
「私は、この疑問に対して『絶対に意味がある』と簡単には答えたくありません。」
海外旅行で困らないことが目的なら、翻訳AIで十分な場面は多いでしょう。英語を学ばない選択にも、合理性はあります。
便利な道具があるのに、わざわざ時間を使って学ぶ必要はあるのか。今回の出発点は、英語学習そのものを否定したいのではなく、学び続けているからこそ感じる疑問でした。
02でも、対面では人間と人間が話している
例えば、外国の人と雑談しているとき。相手が笑ったら自分も笑う。冗談を言われたら冗談で返す。その場の雰囲気に合わせ、答え方を変えることができます。
「『英語を話せた方がいい』と『英語を勉強しなければならない』は別の話」だと考えています。
翻訳機を介しても、笑顔や身振りで十分に気持ちが伝わる場合があります。英語を話せなければ交流できない、というわけではありません。
そして、単純に「かっこいい」
私はこの気持ちも大切だと思っています。翻訳機を取り出さず、自然に一言返す姿に憧れる。効率がよいからではなく、自分もそうなりたいから学ぶ。それも立派な目標でしょう。
もし将来、イヤホン型の翻訳機がさらに進化し、ほとんど意識せず自然に会話できるようになったら? 「手間を省けるから英語を学ぶ」という理由は、いっそう弱くなるかもしれません。だからこそ、便利さ以外の理由が残るのかを考える必要があります。
03勉強を続けながら「意味あるのかな」と思う
筆者は、実際に英語を話す機会があったのに、うまく言葉が出てこなかった経験があります。そこで「次は話せるようになりたい」と思い、学習を続けています。
「『英語で会話できればいい』のではなく、『自分が英語を話せるようになりたい』ということですよね。」
ここには少し違いがあります。翻訳は会話の目的を達成する道具。 一方、筆者が目指しているのは、その目的を自分の力でも達成できるようになることです。
もちろん、学習には時間がかかります。勉強を続ける価値があるかを途中で考え直すのは、矛盾でも失敗でもありません。
04覚えた言葉が通じたら、きっと嬉しい
話が進むうち、筆者はもう一つの理由に気づきました。それは、外国人と会話ができるという結果だけではありません。
「英語を話せることが嬉しいのではなく、勉強してきたことが実際に通用したことが嬉しい」という感覚ですよね。
英語のフレーズを覚え、何度も練習する。そして、実際の会話で自然に出てきたとしたら。相手に通じた喜びに加えて、「あの時間は無駄ではなかった」と思えるかもしれません。
「もし次に、たった一言でも勉強した英語が通じたら嬉しいですか?」という問いに、筆者はこう答えました。
「もちろん嬉しいです。勉強して成果が出たわけですからね。」
この一言が、今回の対話の答えに最も近いと感じました。
※「脳トレ」は筆者が学習時に感じる手応えを表す言葉です。本記事は、英語学習による特定の認知機能改善や病気予防の効果を実証したものではありません。
05では、誰もが英語を学ぶべきなのか
ここまで話しても、「英語を勉強した方がいい」と全員に勧める結論にはなりません。AI翻訳で目的を満たせるなら、勉強しない選択もあります。
旅行の案内や短いやり取りなど、必要な場面で翻訳に助けてもらう。
相手の反応に合わせて返事や冗談を選べるよう、英語を身につける。
言える一言は自分で話し、難しい説明や確認にはAIを頼る。
この3つに優劣をつける必要はありません。選び方は、英語を使いたい場面と、自分がどんな体験をしたいかで変わります。
でも、英語を話せる自分になってくれるわけではない。
筆者は、今後も英語の勉強を続けたいと思っています。翻訳が便利なのは知っています。それでも、次に人と話す機会があったら、覚えた言葉で返事をしてみたい。
必要だから学ぶだけではなく、なりたい自分に近づきたいから学ぶ。 AIが発達する時代でも、そんな学ぶ理由は残るのではないでしょうか。
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今回の記事では「学びたい理由」を考えました。翻訳の具体的な使い分けや、学習を始める方法が気になった方は、次の記事も参考にしてみてください。
